一言でデザイナーと言っても、一般的にはグラフィックデザイナーとWebデザイナーの2種類に大別されます。

チラシやリーフレットなど、紙媒体を主に扱うグラフィックデザイナー。

HPやLPなど、オンラインの媒体を主に扱うWebデザイナー。

この、オフラインを専門とするか、オンラインを専門とするかで、どう違うのでしょうか?

また、自分はグラフィックデザイナーとWebデザイナーどちらを目指そうか迷っている方もいると思います。

そこで、今回は、グラフィックデザイナーとWebデザイナーを比較してまとめてみたいと思います。

グラフィックデザイナーとWebデザイナーの仕事上の違い

オフラインの媒体を扱うグラフィックデザイナーとオンラインを扱うWebデザイナーには、共通しているところと大きく違うところがあります。

共通しているところは、どちらもIllustratorやPhotoshopなどのグラフィックソフトを使って制作している点。

※Webデザイナーに関しては、一部DreamWeaverを使っている方もいると思います。

グラフィックデザイナーにしてもWebデザイナーにしても、PC操作に弱い人は向いていません。

グラフィックデザイナーは、IllustratorやPhotoshopなどでデザインしたものを印刷します。

だから、印刷会社との連携が必要になります。

ターゲットに合わせて、紙の厚さなども指定する必要があります。

また、グラフィックデザイナーは基本的に高解像度の画像を使用します。これは印刷に耐えられるようにするためです。

一方でWebデザイナーは、Webページをデザインし、レイアウトや構成を考えます。よって、WordPressの基本的操作は必須と言えます。

さらに、HTML、CSS、JavaScriptなどの「コーディング」というものが必要になります。

こちらについては、コーディングも自分でやるWebデザイナーもいれば、コーダーと連携するWebデザイナーもいます。

※たまにPPC広告、Facebook広告など広告運用まで携わるWebデザイナーさんもいます。

画像は、Webサイトの容量に耐えられるよう、紙媒体よりは低解像度のものが使われます。

デザインという用語は、大別すると2つの意味があり、アートなどの視覚的な意味と、もう1つは設計・構築という意味があります。

グラフィックデザイナーは、そのまま視覚的なものをデザインすることに対し、Webデザイナーは、どちらかというと設計というイメージが強くなります。

グラフィックデザイナーとWebデザイナーでは、思想が違ってくる

そうなってくると、グラフィックデザイナーとWebデザイナーでは、少し制作の思想が違ってきます。

グラフィックデザイナーは、主にチラシやリーフレットなどの紙媒体の制作です。

つまり、A4サイズ両面など、完成サイズは既に決められているわけです。

HPやブログのようにいくつもページを作れるわけでもなく、LPのように縦長のものを作るわけにはいきません。

だから、決められた中に必要な情報を簡潔に収めていく必要があります。

一方で、Webデザイナーは、そういった制約がありません。

必要であれば、それこそ無限に情報を増やせます。

もちろん、ダラダラと余分な情報量が多いWebサイトは誰も見たくないでしょうから、簡潔にまとめる必要はあります。(LPとか、あれは無駄に長いわけではありません)

フォントの選び方も少し違ってきます。

比較的自由度の高いグラフィックデザインに対して、Webデザインはある程度限定されます。

特にHPやLPのヘッダーのキャッチコピーを除けば、ゴシック体を選ぶのが大半です。

あなたはグラフィックデザイナー、Webデザイナーどっちが向いている?

視覚的なデザインで完結するグラフィックデザイナーと、設計の意味合いが強いWebデザイナー。

どちらが向いているか、というのも人それぞれでしょう。

なかには「両方やりたい」という人もいるでしょうが、設計思想の違いを知らないと痛い目に遭います。

共通するのは、PC操作に抵抗がなく、新しい技術を取り入れることに貪欲な人。

そして後述するように、マーケティングの知識がある人。

この点は、グラフィックデザイナーでもWebデザイナーでも求められていることです。

ユーザーの使いやすさを考えることが好きな人は、どちらかというとWebデザイナーに向いています。

あと、HTMLやCSSに抵抗がない方が良いと思います。そうすれば、自分でコーディングができてしまうので。

ビジュアル面を追求したいのであれば、グラフィックデザイナーの方が向いているでしょう。

ただし、グラフィックデザイナーでもユーザーの見やすさは考慮する必要があります。

ただ、グラフィックデザイナーやWebデザイナーの向き不向きに、性格的な違いはあまり思い浮かばないです。

会社員かフリーランスか、というのは性格によって向き不向きが違ってきますが、紙媒体とWeb媒体で、そういうのはあまりない気がします。

自分が身につけたスキルや好みで、どちらかを選んでいけば良いと思います。

しかし、グラフィックデザイナーとWebデザイナーでは、ある決定的な違いがあります。

オフライン集客とオンライン集客

繰り返しますが、グラフィックデザイナーはチラシやリーフレットなどの紙媒体を扱います。

WebデザイナーはHPやオウンドメディア、LPなどのWeb媒体です。

この究極の違いは、グラフィックデザイナーはオフライン集客、Webデザイナーはオンライン集客に携わることだと思っています。

先にぼそっと書きましたが、両者とも、必要な知識はマーケティングの知識です。

チラシ制作にしろ、HP制作にしろ、クライアントさんは「売上」や「集客」を上げたくて依頼しているのが本音です。

ただデザインを頼んでいるわけではありません。

そうなってくると、グラフィックデザイナーはオフライン集客、Webデザイナーはオンライン集客の知識が必須と言って良いでしょう。

これがなければ、どちらの職業を選ぶにしても今後食べていくのは厳しいでしょう。

グラフィックデザイナーでも、Webデザイナーでも、クライアントさんのターゲットを聞き取るようにしていきましょう。

グラフィックデザイナーであれば、ターゲットによって、刺さるメッセージが異なります。

そしてチラシやリーフレットを配る先が変わります。

私の経験談を言うと、以前音楽療法士の方のチラシを手がけたことがあります。

ターゲットは知的障害や自閉症のお子さんを持つ親御さんです。

だから、知的障害のお子さんを持つお母さんに刺さるメッセージを、クライアントさんと一緒に考えました。

結論として、悩みを直視させず、ベネフィット、つまり明るい未来を見せた方が響くと判断。

「~にお悩みのお母さんへ」と書かず、音楽療法のセッションを受けることで得られる未来を端的に表現しました。

そして、今度は配布先です。主に療育施設などに配布しました。ターゲットが明確なので、かなり絞りやすかったです。

結果、反応率は10%前後というお話をクライアントさんから聞きました。

地方都市で、かつライバルがいない職種というのもありますが、結果として大当たりでした。

これが、メッセージも配布先も間違っていたらどうなっていたでしょうか。

ターゲットが限定されるだけに、大外れしていたのは言うまでもありません。

このように、ただデザインを考えるだけではなく、メッセージや配布先も一緒に考えると、クライアントさんの売上に貢献できるようになります。

一方で、Webデザイナーが知っておくべきことはオンライン集客です。

オンラインの場合、流入経路は、SEOだったり、SNSのシェア、Facebook広告、PPC広告などです。

クライアントさんがリストを持っていれば、リスト保有数なんかも参考にしてください。

広告運用の知識があれば、なお良いでしょう。

ただ、基本的には大きくは変わらず、ターゲットは誰で、どういうメッセージが響き、誰に届けるかです。

例えば、Facebook広告を例に出すと…

ターゲットによっては、そもそもFacebook広告に向いているかどうかも変わってきます。

業界によっては、あまりFacebookを見ていない層もあります。

あと、Facebook広告については、審査がありますが、2018年くらいから急に審査が厳しくなっています。

もはや「◯ヶ月で◯◯万円稼ぐ」系の書き方はできなくなっています。

このように、Webデザイナーは、オンライン独自の戦略を考えられるようにすると強いです。

ただ、グラフィックデザイナーもWebデザイナーも共通することがあります。

ターゲットが誰で、どういうメッセージが刺さり、どういう人に届けるか。

これが考えられるようになれば、グラフィックデザイナーであっても、Webデザイナーであっても食べていくことができます。

グラフィックデザイナーとWebデザイナーの収入と将来性

気になるのは、グラフィックデザイナーとWebデザイナー、収入が大きいのはどっちかということです。

しかし、残念ながら、どっちが収入多いとか、そういうことは一概に言えません。

グラフィックデザイナーもWebデザイナーも、年収はまちまちです。

それこそ年収200万円台の人もいれば、年収が1000万円を超える人、それぞれです。

しかし、グラフィックデザイナーも、Webデザイナーも、高年収の人に共通することがあります。

それが、先に書いた「マーケティングの観点で、クライアントに提案している」という点です。

ただデザインだけ請け負うようなデザイナーは、いつまでも単価を上げることができません。

この傾向は、グラフィックデザイナーにしてもWebデザイナーにしても今後一層強くなるでしょう。

また、将来性についても同様に同じことが言えます。

グラフィックデザイナーもWebデザイナーも、クライアントの売上に貢献できる人は、今後も生き残れるでしょう。

そして売れるデザイナーと売れないデザイナーで二極化が広がっていくと思われます。

どちらのデザイナーを目指すにしても、クライアントの売上に貢献できるようにしていくことが、生き残る秘訣になります。

まとめ

以上、グラフィックデザイナーとWebデザイナーの違いについて書きました。

・グラフィックデザイナーとWebデザイナーで設計思想が違ってくる。

・単なるデザイナーではなく、グラフィックデザイナーはオフライン集客、Webデザイナーはオンライン集客に貢献できれば収入が上がり、生き残れる。

なかには、紙媒体の将来に不安を覚えて、グラフィックデザイナーからwebデザイナーに転身したという声も聞きます。

しかし、紙媒体のデザインも、Webデザインも、これからはずっとニーズは残り続けると思われます。

いくらITが進化したからといって、チラシやリーフレット、パンフレットなどがなくなるのは、少し想像しにくいです。

グラフィックデザイナーでも生き残る人は生き残り、淘汰される人は淘汰されます。

Webデザイナーもそうです。

どちらのデザイナーを目指すかは人それぞれ。

ただひとつ言えることは、どちらを選んでも、クライアントの売上に貢献できる人が生き残れるということです。

稼いでいるグラフィックデザイナーの共通点は「売れる文章が書ける」ということ。

キレイなデザイン、カッコ良いデザイン、可愛いデザイン。
そんなの素人でも作れる時代ですよね。

フリーランスのグラフィックデザイナーが生き残るには、
「販売に繋がるデザイン」ができることが必須です。

「販売に繋がるデザイン」の本質は
「売れる文章」を書けるようになり、
その文章に合った世界観のデザインを施すということ。

あなたはどうでしょう?

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石井裕 セールスコピーライター

原子力技術者として企業に13年勤めた後、幼少期からの夢であるライターに転身。士業、コンサル、セラピストなどのプロモーションやオウンドメディアを多く手がける。県境好きな顔を持ち、「県境マニア」を出版。メディア出演も多数。