はじめに

デザインの完成度を高めるためにどんなことを心がけていますか?


テクニックはもちろん完成度を高めるひとつですが、まずはデザインを作り込んでいく前に、ヒアリングしたことを整理することが大事だと思っています。
「ターゲットはどんな人物か?」「どんな雰囲気にしていくか?」伝えたいイメージを膨らませてより具体的にしていくことからはじめていきます。


美大出身グラフィックデザイナーがデザインの完成度を高めるために心がけていることを分かりやすくまとめました。

デザインの完成度をグッと引き上げるために心がけていること

イメージを作る




わたしは美大に入る前に浪人して美大予備校に通っていたのですが、実技試験のためのデッサンや平面構成とかを毎日やっていたわけです。
平面構成では幾何学図形を使って、楽しさや悲しさをイメージした課題などがありました。


まず作業に入る前に、課題のテーマに沿って素材、カタチや色みそのものから感じることなんでも紙に書くことからしていました。


出た言葉やイメージをキーワードにしてさらに少しずつ掘りすすめてイメージを作ってく作業。
その時わたしのあたまの中では、どんなカタチにしたら「楽しい」の雰囲気がでるんだろう?「直線よりかは曲線だよな」「飛び跳ねている感じ」「大きさの違う円をたくさんちりばめて、にぎやかさを表現してみよう」たとえば、何色を使ったら「楽しい」の感じになるんだろう?「明るい、鮮やかな色み」「元気」「いろんな色をランダムに使うのはどうだろう」楽しいに関連したワードがいろいろでてきます。
飛び跳ねると言ったらトランポリン、トランポリンはぽよ~ん…言葉遊びやイメージの連想。それをまとめて「楽しい」=「トランポリンで跳ねるこどもたち」のイメージで作ってみよう!といった感じです。
「楽しい」とひとことで言っても、人によって感じ方はいろいろですが、具体的なイメージを膨らませて作ることで、だんだんと作業の方向性が見えてきます。


ラフを作る前に、言葉やイメージから「~らしさ」「~っぽさ」を連想していくことは、デザインのイメージを膨らませるための考え方としてベースにあって、今にも繋がっています。
「~らしい」「~っぽい」の感覚は大事だと思っています。そもそも自分自身がイメージがつかめていないと、人には伝えにくいものです。


イメージを明確にして「らしさ」を伝えることで、見る人に共感してもらう、伝わるデザインに繋がっていくと考えています。


雰囲気や人物像がつかめない、あまりイメージが沸かないなぁというときは、ターゲット向けの雑誌を参考に、イメージに近いストックフォトなどを見たりすることが多いです。


地図なしに闇雲に目的地に向かうのは難しいし不安ですよね。まず内容を整理してイメージを作って、デザインの方向性を決めること。方向性を決めることで最終目的地を見据えながら進んでいけます。


そうやってイメージ作りの土台ができたら、次に「色選び」「フォント選び」もデザインの大切なポイントになってきます。


さきほど平面構成の話をしましたが「トランポリンで跳ねるこどもたち」を幾何学図形で想像してみてください。幾何学図形といっても、円、三角形、四角形とカタチがいろいろありますよね。そのものが持つイメージも異なります。わたしは「三角や四角はここでは使わないかな~(イメージに合わないから)、波のような曲線と大小の円が飛び跳ねている感じにしてみよう。」と円を選びました。幾何学図形から感じる楽しいカタチはどんなものでしたか。


「書体選び」も「配色選び」も図形選びと同じようなことが言えます。イメージに合わせ選ぶことが、完成度を高めることにつながります。

色を選ぶ

予備校時代、画材でアクリルガッシュを使っていたのですが、画材屋に行くと今まで見たこともないような、カタカナの名前があって興味本位でいろんな種類を買ってみたものです。
青だけでも「ウルトラマリン」「スカイブルー」「ターコイズブルー」「ライトブルー」…ケースいっぱいに入れていました。
同じ青系でも、明るい青、彩やかな青、くすんだ青、淡い青とさまざま、受け取る印象も違います。色を効果的に使えると印象を作りやすくなります。


わたしが色選びで気をつけていることは、イメージに合わせ見る人に「どんな印象を与えたいか」をまずあたまに置いて考えます。


色相、明度、トーンを決めていき、色みがなじむようにしていくのですが、わたしの場合 あまり揃えすぎると全体的にモヤっとする傾向があるので色選びは実際に並べてみて調整しています。
作業中スウォッチで色を登録しておくと、色の微調整も、スウォッチのカラーを編集するだけなので色替えもスムーズです。スウォッチを使うと便利ですよ。


文字が入るときは、可読性にも気をつけています。


黄色は目立つけど読みにくいから、少しマゼンタを入れてオレンジ寄りにするなど調整し、あまりはっきりしない色みで白抜き文字にした時に、モヤッとして可読性が下がることがあるので、微調整しながら色を選ぶようにしています。
ドロップシャドウで影をつけ効果を使うと可読性が上がるので、いろいろ試してみています。他には補色を使ってアクセントを作る、単調になりすぎないように少し異なる色みを入れ工夫しています。


色で悩んだり迷ったりときは、自分のあたまの中の色のイメージだけだと偏りがでてくるので、色辞典や配色辞典を参考にするのもひとつ。


ぱらぱらと眺めているだけでも面白いですし、色の特性を知って、配色ヒントからイメージを膨らますのに役立つので一冊手元にあると便利です。本屋に行けないわーって時はネットで探したり、イラストレーターの「スウォッチライブラリ」の中にも配色パターンがあったりしますね。いろんなところにヒントがあふれています。

フォントを選ぶ

「明朝体」「ゴシック体」「筆書体」「デザイン書体」、和文・欧文と書体も新しいものから古いものまでさまざま。


社会人になって1年目。会社に置いてあった大判の欧文書体の見本帳「モンセン・スタンダード欧文書体清刷集」。
Garamond、Helveticaなどスタンダードな書体から、スクリプト系、デザイン系~といろいろなものがあって、フォント探しによく眺めていたものです。
仕事の合間、時間があるときにオリジナルの書体見本帳を作ったりもしていました。印刷物や雑誌などで気になる書体を見つけたらストックしておくのもいいと思います。


フォンと選びでも同様に、見る人に「どんな印象を与えたいか」を考えます。テーマやイメージに合ったフォント選びももちろん大切ですが、文章の読みやすさや可読性から、シンプルであまりクセのないフォントを選ぶことが多いです。
中でも「ゴシックMB101」「ソフトゴシック」ウエイトも豊富なのでよく使うフォントです。選ぶフォントによって印象が変わってくるので、何種類か上下に並べてみて見比べながら、イメージに合うものを選んでいます。


地域の子ども会のチラシ作りをしているのですが、以前は役員の方がご自身で作られていて、小学生向けというのもあって選ぶフォントもくせのある丸文字を使っていました。
タイトルまわりに使うのであれば、文字そのものに特徴があって目にとまるのですが、本文まで同じ書体だと読みづらくなりますよね。
本文の書体は細いゴシック系と使い分けたほうが、読みやすくなります。


クセのある書体を使いたいときは、字体によっては読みにくい字があったりすることもあるので、可読性をあげるためにタイトルまわりの場合など少し加工して使うこともあります。

まとめ

色もフォントも種類がたくさんあって、どれを選ぶか迷うことも多いと思います。
だからこそ、色やフォント選びはまず方向性を決めてから進めていくことで迷いも少なくなります。


何となくカッコいいから良さそうだからと選ぶのではなく、方向性を決めイメージに合わせて選んだ色や書体の方がより効果的な訴求をすることができ、デザインの完成度を高めることにつながると考えています。

稼いでいるグラフィックデザイナーの共通点は「売れる文章が書ける」ということ。

キレイなデザイン、カッコ良いデザイン、可愛いデザイン。
そんなの素人でも作れる時代ですよね。

フリーランスのグラフィックデザイナーが生き残るには、
「販売に繋がるデザイン」ができることが必須です。

「販売に繋がるデザイン」の本質は
「売れる文章」を書けるようになり、
その文章に合った世界観のデザインを施すということ。

あなたはどうでしょう?

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